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昨日のプリンセス駅伝で這ってタスキを繋いだレースの件

投稿日:2018年10月23日 更新日:

こんにちは、ゴヨウです。

昨日は、全国的にも天気が良く、秋の行楽シーズンも大詰めな感じです。

北海道では、雪虫の姿が見えていることから、近いうちに初雪の便りが届くかもしれません。

そんな中、昨日は「プリンセス駅伝」が開催されました。

その前々週は、出雲駅伝が行われ青学が優勝し、これから駅伝シーズンも本格化していきますね。

昨日行われたプリンセス駅伝は、女子駅伝日本一を決める「クイーンズ駅伝」の予選を兼ねているレースです。

このプリンセス駅伝で14位までに入賞すると、クイーンズ駅伝の出場資格が与えられます。

プリンセス駅伝はこんなレース

実業団女子駅伝の最高峰、日本一を決めるのが「クイーンズ駅伝」ですが、プリンセス駅伝はその予選会という位置付けになっています。
上位14チームに、クイーンズ駅伝の出場資格が与えられます。

今年で4回目と歴史の浅い大会ですが、ボーダーライン上のチームが激しい順位争いを繰り広げます。

また、クイーンズ駅伝で何度も優勝している強豪も出場するので、常にハイレベルなレースとなります。

6区間、42.195kmを走り、2区、4区は、4km弱で高速レースになりやすい展開があります。

予選会レースですが、ハイレベルで高速になりがちなため、アクシデントやトラブルが起こりやすいレースです。

今年はこんなアクシデントがありました

スポーツニュースやワイドショーでも話題になりましたが、岩谷産業の2区を走っていた「飯田 怜」選手。
1区からタスキを受ける時に2区の選手がいなくて、1区走者が3位で中継所に来たが、第2走者がおらず慌てていました。

ようやくタスキを受け取り、スタートを切った飯田選手ですが、2区のゴール200mほど手前で転倒し右のスネを骨折。
それでも諦めず、ゴールを目指し四つん這いで残りを走破(?)しました。

第3走者の今田選手が待っていましたが、何度も涙を拭っていました。

ネット上では、賛否両論渦巻いていますが、私は批判するつもりも美談にするつもりもありません。

選手ならば、仲間のためにチームのために、自分はどうなってもいいからタスキをつなぐんだという気持ちはあるはずです。

この岩谷産業は、創部2年目、飯田選手は高校卒業したばかりのルーキー。
しかも1区から3位という好位置でタスキを受けました。

結果としては上位14チームには入れませんでしたが、途中までその可能性があったわけです。

ましてや新人が自分のせいで負けたと思ってしまったら、なおさらどんなことをしても完走だけはしないといけないと思ったことでしょう。

解説の増田明美さんも声を殺しながら、必死にコメントしていましたが明らかに声が震えていました。

監督は離れたところで待機していたそうで、中継をモニタで確認してすぐに棄権を申し出たそうです。
監督としては、当然の行動でしょう。

しかし、実際に飯田選手のそばにいた運営スタッフの元に棄権の知らせが届いたのは、ゴール40m手前だったそうです。
本当なら、ゴールの40m手前だろうが20m手前だろうが止めるべきだったと思います。
テレビ中継では、そばにいた審判員の方は、「最後まで行かせてやりたい。」と言っていました。

その場にいたら、私もそう思ったかもしれません。
ただ美談にしたいわけではなく、そこには競技をしていない人間が計り知ることのできない、競技者の執念みたいなものに気圧されてしまうかもしれません。

大会運営としては、監督の棄権の申し出が現場まですぐに届かないという仕組みは今後改善しなくてはいけないでしょう。
この大会に限らず、全ての駅伝大会について考えるべき問題が提起されたと思います。

他にもこんなアクシデントがありました

3区では、優勝候補の一角である「三井住友海上」の第3走者「岡本 晴美」選手。
折り返し地点まであと少しのところで、ふらつきそのまま途中の何もないところで折り返してしまう。

明らかに脱水症状で意識が朦朧としていました。

逆走を指摘され、必死に軌道修正して走り続けていますが、このあと折り返して走り続けるのは危険な状態に見えました。

それでも何とか走り続け、折り返し地点に差し掛かったところで、コーンを回らずに折り返してしまい、そのまましばらく走ってしまいました。

結局、折り返し地点まで戻ってコーンを回って走り続けますが、監督が現場に到着してストップ、途中棄権となりました。

こちらの岡本選手の件でも、もっと早くストップさせることが出来たはずですが、これも運営が後手に回ってしまった印象ですね。
きっと監督はもっと早い段階で棄権を申し出ていたと思います。

素人目に見ても、こちらの岡本選手の方がより危険な感じがしました。

これまで、オリンピックでも世界陸上でも駅伝でも、どんなマラソン大会でも多かれ少なかれ、このような光景を見ている気がします。

マラソン競技は、走っている本人が自己管理しながら、水分補給、栄養補給しながら行うスポーツでもあるのですが、国を背負っていたり、仲間やチームを背負っているとどうしても、無理をしてしまう競技でもあります。

したがって、監督やコーチ、運営スタッフがランナーの身を第一に考えて、止めるべき時は速やかに止めるべきだと思います。

私も10kmマラソンに参加した経験から一言

最近、すっかり走らなくなってしまい、いつかまた走り始めたいと思っていますが、趣味でジョギングをしていた頃は、何度もマラソン大会に参加していました。

ハーフマラソンやフルマラソンに参加するまでの体力がついていなかったので、10kmが限界でした。

それでも完走すると、気持ちよく晴れやかな感覚がありました。

何回か参加していると、記録にも欲が出てきます。
そうすると、少しだけ無理をしてしまうんですね。

ある大会でついつい普段よりもオーバーペースで走ってしまい、7kmくらいを過ぎて膝の外側に違和感を覚えました。
10kmなら、これまで立ち止まることなく走り切ることが出来ていたのですが、この日は何度も立ち止まり膝をさすりながら走りました。

タイムよりもとにかく完走しなくては、という思いだけで走り続けました。
給水所で水を受け取り膝にかけながら走ります。

ようやくゴール近くまで来ると、歓声やアナウンスの声が聞こえてきます。
そしてゴールゲートが見えて来ると、ここでまた最後の力を振り絞って、無理して加速してしまいます。

何とかゴールしましたが、そのあと歩くこともままならないくらいの痛みが襲ってきました。

あとで知りましたが、「腸脛靱帯炎」別名「ランナーズ・ニー」と呼ばれるものでした。

走る側になってみると、どんなことがあっても完走だけはしなくては、という気持ちになってしまうことがあります。

それが競技であれば、なおさらでしょう。

怪我をすることで、悔しい思いもします。
参加できないことで、辛い思いもします。
途中棄権は、もっと辛くて悔しいかもしれません。

もうすぐ東京五輪が開催されますね。
暑さ対策、開始時間なども問題になっていますが、運営方法についても、この機会に改善できるところがあれば、徹底的に改善してほしいです。

1億円の報奨金を出せるくらい強い陸連なのですから、是非ともしっかりやってもらいたいと思います。



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